【木屋町】No,No,Yes!京都店|日本が誇るレザーブランドの関西唯一のブティックへ

「No,No,Yes!」は日本が誇るレザーブランド。

国内外のミュージシャンやアーティストのステージ衣装なども手掛け、2007年の誕生以来、その人気を不動のものとしています。

そんなNo,No,Yes!の京都初路面店が2023年9月にオープンし、1年を迎えました。

現在、関西ではこの1店舗のみ。

革小物シリーズ「所作-shosa-」もフルラインで展開し、奥が深いレザーの世界を堪能できます。

No,No,Yes!京都店の基本情報

店名No,No,Yes!京都店
住所・アクセス〒600-8014
京都府京都市下京区和泉屋町162
GoogleMaps 

京阪本線祇園四条駅1番出口から徒歩4分
阪急京都線京都河原町駅1B出口から徒歩5分
電話番号075-744-1884
営業時間15時15分~19時19分
定休日月曜日・火曜日
公式HPhttps://www.nonoyes.co.jp/kyoto-salon/
公式インスタグラムhttps://www.instagram.com/nonoyes_tokyo_kyoto/
取材(2024年10月2日)時点の情報です

奥が深いレザーの可能性を再認識

川床で有名な鴨川沿いのホテル跡地を利用した京都店は、東京本店を凌ぐ広さで、全4店舗展開する中でも最大規模となります。

ここではオーダーメイドの「Leather Tailor-Bespoke」、革小物の「所作-shosa-」、既製の「No,No,Yes!-Ready made」がフルラインナップで揃います。

レザーウェアには、何年も変わらない魅力と未来への可能性がある…

デザイナーでありバイヤーでもあったオーナーが、米国や欧州でヴィンテージウェア、ミリタリーウェアを長年探求していく中で、強く感じたことから、ブランドが立ち上がったと言います。

その中でもオーダーメイド「Leather Tailor-Bespoke」を始めたのは10年ほど前から。

お客様の層も実にさまざまで、20歳のお祝いに初めてのジャケットを仕立てる若者もいれば、80代のおしゃれマニアもいるそうです。

創造性が無限に広がるオーダーメイドの魅力

オーダーメイドのレザーウェアと聞くと、なかなかハードルが高く思えますが、そのクリエイティブな世界の広がりには驚くばかり。

まず、ベースのレザーだけでも10種類以上。牛革、ラム、ホースレザーを中心に、質感にあわせてカラーも選べます。

中には淡いパステルカラーもあり、ムラ染めやスプラッシュ風のデザインを施したものなども合わせると、それだけで選択肢は無限大に。

またライダースでもシングルにするかダブルにするか、だけでも悩みますし、ファスナーやボタンも選べるとなると…打ち合わせで1日中時間をかけて悩む方も多いと聞いて、納得しました。

個人的に気になったのは“裏地使い”です。

ここでは裏地もエルメスのアンティークスカーフや、イギリスのテキスタイルブランド・ウィリアムモリスの希少なファブリックなどからチョイスできます。

持ち込みもOKで、着物地を合わせたり、自分で創作したアートの図柄をプリントしたり、お客様自身が自分だけのオリジナリティあふれるデザインを楽しんでいるのだとか。

出来上がりまでさぞ時間がかかるかと思いきや…実はサイズサンプルをもとにした仕立ての場合は1ヶ月ほどで完成するそう。

完全フルオーダーでも3〜4ヶ月ほど。海外の人気ブランドだと1年待ちは当たり前なので、そのスピード感もお客様に支持されている理由の一つです。

5種類あるオーダーメニューの中でも一番人気なのが「ロイヤル ビスポーク」です。

熟練のフィッターが採寸し、型紙から作成します。仮縫いの状態で一度試着できるので、着丈や袖丈、身幅までさらに細かな調整を行い、自分の体型に最適のジャケットを仕立ててくれます。

実は日本人は“前肩(腕の付け根が前方に入り込んでいる状態)”になりがちで、首の位置なども外国人とは違うため、海外製品がフィットしないことも多いと言います。

「No,No,Yes!」では、肩の厚みも含めて立体的に採寸するので、フィット感が明らかに違うのだとか。

またNo,No,Yes!のレザーウェアは家で洗濯できてしまうものもあるとか!

お手入れが難しいイメージのあるレザーがさらに身近な存在に感じました。

オリジナルのお手入れグッズも展開しているので、そちらも要チェックです。

お手入れの仕方もスタッフがていねいに教えてくれるのでしっかり教わりましょう。

洗練された美意識が宿る「所作-shosa-」シリーズ

革小物のシリーズ「所作-shosa-」は、セレクトショップなどでも取り扱いが多いので、ご存知の方も多いのではないでしょうか。

上質な一枚革を折り紙のように折り重ね、無縫製で仕上げたミニマムなデザインに定評があります。

美しい身のこなし、ふるまいを意味する“所作”というネーミングがとてもマッチしていて、アイテム一つひとつに、削ぎ落とされた洗練美が宿っています。

中でも光の加減で厳かに煌めく「姫路黒桟革(くろざんかく)」の神々しい存在感に魅せられます。

姫路黒桟革は、革の宝石と呼ばれるコードヴァンに漆を施し、まるでダイヤの粒を散りばめたような美しい表情が特徴です。

戦国時代には、地位の高い武将の甲冑にも使われていたという高級素材です。

写真では残念ながらその美しさを伝え切れていませんので、ぜひその目で!姫路黒桟革の奥深い輝きを確かめてください。

鴨川を眺めながら創造力を掻き立てられる場所

西は高瀬川、東は鴨川沿いの心地よいロケーションも魅力です。

ホテルやレストランに囲まれ、両隣では川床が設置されていました。

実はNo,No,Yes!も今夏は初の試みとして、期間限定でプレミアムなかき氷の販売を行なっていました。

今後もさまざまな取り組みが行われるかもしれないので、動向をチェックしておきたいですね。

まとめ

No,No,Yes!京都店は、オーダーメイドのジャケットはもちろん、バッグやシューズ、既製のアウターなども揃えています。

一部セレクトのウェアなどもあるので、気軽に覗いでみましょう。

これまでオーダーされたジャケットの写真なども見せてもらいながら、いつかは自分好みのオンリーワンの一着を!手に入れたいですね。