滋賀県大津市、JR大津駅と京阪びわ湖浜大津駅のあいだに位置する菱屋町商店街。
昔ながらの店が立ち並ぶこの商店街の一角に、2022年11月末にオープンしたイタリアンレストラン「menu di oggi?」さんのランチを食べに行ってきました。
\全室レイクビューのセトレ取材レポ!/
menu di oggi?の基本情報
店名 | menu di oggi? |
住所/アクセス | 〒520-0046 滋賀県大津市長等2-9-5 Google Maps |
電話番号 | 050-8885-3970 |
営業時間 | ランチ/月〜土 11:30〜15:00 ディナー/水・金・土 18:00〜20:00 テイクアウト/月〜土11:30〜15:00, 17:00〜18:00 |
定休日 | 日 |
予約 | 可 |
テイクアウト | 可 |
支払い方法 | 現金、クレジットカード、電子決済 |
駐車スペース | 無 |
公式instagram | https://www.instagram.com/menudioggi2021/ |
昔ながらの風情あふれる商店街の中にオープン
JR大津駅から大津駅前商店街を琵琶湖方面へ、大通りの信号を渡ったら左に進みましょう。
次の信号には京阪電車の線路が走っています。
信号を渡って右へ下ると、2つの商店街の間の道路にたどり着きます。
そこから左手の菱屋町商店街のアーケードに入り、少し進むと左にスーパーのフレンドマートが見えてきます。
その、ちょうど向かい側(向かって右)にmenu di oggi?さんはあります。
菱屋町商店街の歴史は古く150年。
老舗が多い中、イタリアンレストランがオープンしたことは近所の人の間ではちょっとした話題となりました。
新しいお店を出すことが、商店街が盛り上がる何かきっかけになればと、ここにオープンを決めたそうです。
ガラス張りで中が見えやすく、なんだろう?と覗き込む人もいらっしゃいました。
大きな黒板には、今日のメニューが書かれています。
店に入らなくても何があるかわかるので、黒板を見て入る人も多くいらっしゃいました。
広々とした店内でゆっくりくつろぐことができます
店内は、4名がけのテーブル席が2つ、カウンター席が4つあります。
席と席の間は広く、ベビーカーや車椅子もゆとりを持って入れるように配慮されていました。
お子様用の椅子や、絵本も置いてあるので、小さな子供がいる方も安心して利用することができます。
また、今回利用したカウンター席は横だけでなく、縦にも十分な広さがありました。
これならディナーでたくさん頼んでも乗り切らない、ということは全くなく、料理や会話を楽しめそうです。
menu di oggi?さんではテイクアウトもやっていて、店に入ってすぐのところは広々としたスペースが設けられています。
店の中で、ゆったりと待つことができるのは嬉しいですよね。
実際にこの日は店内は満席、テイクアウトを買いに来る方も大勢いらっしゃいましたが、どこをとってもゆとりのある空間でそれぞれの時間を楽しんでいました。
3つのメインとオプションから、選べる大人気のランチセット
ランチメニューはスープ、前菜、メインのパスタがついて1500円。
プラス料金でドリンクやデザートも楽しめます。
これだけでも十分ですが、もっとイタリアンを味わいたい方には、プラス500円で名物のパテ・ド・カンパーニュをつけることもできます。
イタリアンなのでお酒も飲みたい!という声にもお応え。
単品でワインやビール、ノンアルコールのワインも注文可能です。
「和」のテイストも織り交ぜた、贅沢すぎる前菜の盛り合わせ
まずはスープからいただきます。
この日はにんじんのポタージュでした。
人参の青臭さは全くなく、甘みがしっかりと感じられます。
生クリームが濃厚で舌触りも滑らか。
小さなカップ1つで満足できる味でした。
次に前菜の盛り合わせ。
奥から左回りで
- パテ・ド・カンパーニュ
- ポテトサラダ
- 野菜たっぷりオムレツ
- 自家製フォカッチャ
- さわらの炙り野菜の盛り合わせ
ポテトサラダには同じ菱屋町商店街のお漬物屋さんの漬物を使用。
さわらは軽く昆布じめにしたものを炙っています。
イタリアンの中に、和の要素を絶妙に取り入れているのが特徴です。
実際に、ポテトサラダはマヨネーズの酸味ではなく、和風出汁の風味がしました。
そして野菜たっぷりのイタリアンオムレツ
卵は空気を含んでふわふわ、野菜がぎっしりなので食べ応えがあります。
隣の自家製フォカッチャはほんのりニンニクが効いて、生ハム、マッシュポテトとよく合います。
最後にパテ・ド・カンパーニュ。
豚のレバーをパテにしてますが、全く臭みがありません。
それもそのはず、数種類ものお酒を使用し臭みをとばし、少量のニンニクをローストして練り込んであるとのこと。
時間をかけて作られているから、こんなに美味しいのだと納得。
香りがよく、田舎風というだけあって中身はシンプル。
玉ねぎの甘みが程よく加わり、非常に食べやすかったです。
付け合わせのお野菜は滋賀県産を多く使用しているとのこと。
見た目は普通のサラダのように見えますが、下にはさつま芋やかぶなども入っていて、どれも野菜の甘みが感じられるようにロースト調理してありました。
正直、この一皿で1500円でもいいのでは?と思えるくらい、バラエティーに富んだ贅沢な盛り合わせ。
メニューはその日その日で少しずつ変化があるので、また食べに行きたいと思います。
名物ラザニアと、こだわりのサルシッチャグーロッソ
続いてメイン料理です。
ラザニアが名物とのことでラザニアと、なにやらイタリアらしい名前のサルシッチャグーロッソをいただきました。
まずはラザニア。
こんがり焼けたチーズに、ほろほろとした豚肉、薄くてもちもちの生地。
中は熱々でチーズが口の中でとろけます。
こちらのラザニアはテイクアウトも可能で、前に一度いただいたことがありますが、冷めてもおいしさは変わらなかったです。
続いてサルシッチャグーロッソ。
初めて聞いた方も多いのではないでしょうか?
見た目はボロネーゼのようです。
しかし、食べてびっくり、口いっぱいにハーブの香りが広がります。
お肉はひき肉ですが大粒で、とてもしっとりしています。
このしっとり感は、ただ炒めただけでは作れないと思い、店主に聞いてみたところ、1日マリネしたものを使っているとのことでした。
麺は太めで、ハーブの独特の旨味とひき肉のゴロッと感とでバランスがよく取れています。
風味漬けには青ねぎを使用していて、ここでも和との融合が感じられます。
肉は惜しまずたっぷりなので、最後の一口までしっかり楽しむことができました。
大きめピースのケーキと、上品な紅茶をデザートに
デザートにはケーキと紅茶をいただきました。
ケーキはちょこっとしたものを想像してましたが、実際かなり大きく、これで300円?と驚きました。
奥のポットと比較したら伝わるでしょうか?
普通のケーキ屋さんのケーキに比べて1.5〜2倍近くありました。
ケーキは右から、トルタディメーラ(りんごの素朴なケーキ)と、トルタカプレーゼ(アーモンド粉のチョコレートケーキ)
トルタディメーラは少し硬めに焼いたケーキの上に、煮詰めたリンゴを薄くスライスしたものがのっています。
味もその名のとおり素朴。
たくさん美味しいものを味わった後の締めにぴったりのケーキです。
トルタカプレーゼは小麦粉ではなくアーモンド粉が使われていて、グルテンフリー。
小麦アレルギーがある方も安心して食べることができます。
アーモンド粉なのでさっくりしていて、チョコレートは少しビターな味わいです。
飲み物は「朝宮産べにふうき紅茶」を選びました。
こちらも商店街の中のお茶屋さんで買うことができる、滋賀県産のものです。
ポットで燻された茶葉はちょうど3分でいただけるように砂時計と一緒にでてきました。
味はとても上品。香りがふわっと口に広がります。
ケーキの味を邪魔することのないくらい上品な味わいです。
イタリアを思わせる工夫が施されています。
写真を見てて気付いた方もいらっしゃるでしょうか。
食器も全てイタリア産のもので、カラフルでとても可愛らしいです。
店内もイタリアを思わせる装飾で、少しでもイタリアの空気を味わって欲しいという店主の思いがいっぱいつまっています。
テイクアウトもイタリア惣菜が充実。
menu di oggi?さんはイタリア惣菜ということもあって、テイクアウトも充実していて、ラザニア、ケーキのほかに、ランチボックスも用意があります。
ランチボックスにも、店内とおなじフォカッチャや野菜の盛り合わせがついてきます。
店内は予約しないと満席のことが多くありますが、ランチボックスであれば、気軽に楽しむことができそうです。
まとめ
老舗の並ぶ商店街にオープンしたイタリアンレストラン「menu di oggi?」さんは、本格的なイタリアンの中に和のテイストも効かせた、オリジナルティーあふれる料理の楽しめるお店です。
どのメニューにも店主の想いがつまっているからこそ美味しく、地域の人に愛されるイタリアンだと感じました。
ぜひ、大津へお越しの際には足を運んでみてください。
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