【京都駅】ぶぶる|日本茶の美味しさを新発見できる“揉み茶”専門店

美味しいお茶が恋しい季節になりました。今回訪れたのは、2023年10月、京都駅に誕生した「ぶぶる」。

実は宇治茶の老舗「祇園辻利」が手がけており、玉露・煎茶・ほうじ茶など「揉み茶(もみちゃ)」専門の新ブランドとして展開しています。

今の時期にしか楽しめない期間限定の季節茶を中心に、「ぶぶる」の魅力を徹底解明します!

ぶぶるの基本情報

店名ぶぶる
住所・アクセス〒600-8214
京都府京都市下京区東塩小路高倉町8-3
JR東海京都駅構内アスティ京都2階
GoogleMaps 

JR京都駅直結
電話番号075-681-0002
営業時間9時00分~21時30分
定休日不定休
公式HPhttps://buburu.jp/
公式インスタグラムhttps://www.instagram.com/buburu_giontsujiri/
取材(2024年10月25日)時点の情報です

玉露・煎茶・ほうじ茶などの“揉み茶”に特化した新ブランド

「ぶぶる」は国内外のツーリストやビジネスパーソンが足速に行き交う、東海道新幹線京都駅「ASTY SQUARE」内にあります。

店舗があるのは全国でもここだけで、オープンして1年ではあるものの、出張のたびに訪れてくれる遠方からの常連客も増えてきました。

「ぶぶ」とはお茶や湯を表す京都の言葉。

熱い湯茶を吹く息の擬声語にもとづくもので、祗園・花街から発祥したと言われています。

そういえば幼い頃に、祖母や周りの大人が子どもたちに「ぶぶ飲む?」と言っていたことを思い出しました。

京都出身ではありませんが、関西では定着していた言葉なのでしょう。

私自身、最近ではあまり耳にしなくなっていた言葉でしたが、こちらで店名の由来を聞いて、なんだか懐かしい気持ちになりました。

さて、日本の抹茶人気は未だ衰えずですが、「ぶぶる」ではあえて“揉み茶”に特化しています。

揉み茶はお茶作りの原点となる製法で作り上げたお茶のこと。蒸す・揉む・乾燥の工程を経て仕上げられる、日本で庶民が創造したお茶です。

中国から伝来し、富裕層を中心に広がった抹茶とはまた違う、身近で愛されてきたお茶の美味しさをもっともっと伝えたい…そんな想いからスタートしています。

つい目を奪われる!ポップでモダンな店内と商品ラインナップ

明るいイエローとグレーを基調にした店内には、ポップなパッケージの商品がずらりと並び、あれこれ気になります。

スタッフが試飲や試食を積極的に勧めており、揉み茶を使った商品一つひとつについて丁寧に説明してくれるので、自分の好みのものや知人へのお土産も的確に選べます。

11月末までの季節限定メニュー「新茶、熟成しました。」シリーズ

そして今回の一番のお目当ては、やはり期間限定の季節茶です。

11月いっぱいまで販売されている「新茶、熟成しました。」を早速オーダーしました。

このシリーズは、初夏に摘み取った貴重な「新茶」を夏の間じっくりと熟成させ、コク深くまろやかな旨味が感じられる熟成茶に仕上げているとか。

スタッフ松田さんのオススメで、玄米茶ラテとほうじ茶ラテを飲み比べてみることにしました。

玄米茶ラテは、まろやかな味わいの中に、後から香りと旨みがぐっと際立ってきます。

ほうじ茶ラテは口にした瞬間から“ザ・ほうじ茶”を感じる安定の味わい。

他店でも目にする定番的なメニューですが、ぶぶるのほうじ茶ラテは格段に濃厚。

程よい苦みがクリーミーなミルクとバランスよく、それぞれの風味をより引き立て合っています。

ホイップにもお茶専用ミル機で挽いた細かく裁断した茶葉を使用しており、さらに風味が高まっています。

“お茶やコーヒーはストレート派”の人でも、きっとクセになる味わいです。

冷たい飲み物もまだまだ人気です。

ゆっくりと時間をかけて水出しした高濃度の熟成茶に、ソーダとハーブ、フルーツなどを組み合わせたスカッシュもイチオシです。

ここではイートインコーナーがあり、軽食もスタンバイしています。

手のひらサイズのかわいいバンズバーガーにも「ぶぶる」流の楽しさがギュッと詰まっています。

「ぶぶるさんど 玉露ガーリックしば漬け」は、煎茶パウダーを練り込んだバンズに、玉露のソイバターとしば漬けをサンド。

たっぷりソイバターが絡んで、小さいながらもしっかり小腹を満たしてくれます。新幹線での移動中の軽食用にテイクアウトするお客様も多いそう。

よりスイーツ感覚のあんバターサンドもあります。

他にもわかめ麺×玉露だしのヌードルなど、お茶を使った新感覚のフードやドリンクがバリエーション豊かに揃っているので、ぜひチェックしてみてくださいね。

京都の新しいお土産やギフトとしても人気急上昇中

揉み茶のお菓子やハーブとブレンドしたオリジナルティーバッグなど、ギフトやお土産に喜ばれるラインナップにも注目です。

パッケージも愛らしく、京都の新しい名品としてネットニュースで取り上げられることも。

特に期間限定の「新茶、熟成しました。」ティーバッグ缶はマストバイです。煎茶、玄米茶、ほうじ茶の3種類用意されています。

寒くなってきたこれからの季節、丁寧にお茶を入れて、じんわり温まる時間は格別です。

体に染みゆく深い味わいをじっくり楽しんでくださいね。

新幹線改札口すぐ!待ち合わせにも便利なロケーション

店舗はJR京都駅新幹線中央口の改札すぐ横という好立地。

「ぶぶる」の文字の黄色いネオンが目印で、ビジネスパーソンの待ち合わせスポットにもなっています。

電車待ちの隙間時間を過ごしたり、京都らしいお土産を探したりするのにもピッタリです。

まとめ

ポップでカジュアルなスタイルながら、お茶の美味しさは本格派。

さらにユニークなアイデアが詰まったメニューで、驚きと楽しさをもたらしてくれるのが「ぶぶる」です。

抹茶だけではないお茶の魅力を発信する「ぶぶる」に、これからも目が離せませんね。

京都でお買い物や観光の合間に、“ぶぶるでぶぶりながら(=お茶しながら)”ゆっくりしてくださいね。


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