【祇園四条】白(HAKU)|京都の老舗料亭が手掛ける和菓子とお弁当のお持ち帰り専門店

閑静な祇園の一角にある「白(HAKU)」は、京都の老舗料亭が手掛ける和菓子とお弁当のお持ち帰り専門店です。

美しい調度品や美術品が設えられた空間は、まるでアートギャラリーのよう。

オーダーした商品の準備が整うまでは、煎れ立ての中国茶でおもてなし。

洗練された心づくしがどこまでも気持ちよく、心潤う贅沢なひとときが過ごせます。

白の基本情報

店名白(HAKU)
住所・アクセス〒605-0811
京都市東山区祇園町南側570-210

GoogleMaps
祇園四条駅から徒歩5分
電話番号0755320910
営業時間11時00分~18時00分
定休日月曜日・第2火曜日
※月曜日が祝日の場合は営業、翌火曜日休み
公式HPhttps://haku.kyoto.jp/
公式インスタグラムhttps://www.instagram.com/haku_kyoto_jp/
取材(2024年6月29日)時点の情報です

白(HAKU)の名物・おはぎ(数量限定)を目当てに

「白(HAKU)」は京都の老舗料亭が手掛けるお持ち帰り専門店。

ギャラリーのように洗練された空間には、美しく愛らしい和菓子やお弁当が並べられ、それぞれのパッケージもセンスよく、眺めているだけで思わずため息がこぼれてしまいます。

「一を乗せたら、百。ひとつ、幸せなものを口にすることで、九十九の幸せに気づく。

一日を少しあかるくする美味しい小箱」。そのメッセージどおり、なんとも豊かな気持ちにさせてくれる、ていねいな時間がここにはあります。

さて、白(HAKU)と言えば「おはぎ」が有名。

小箱も風情があって、一つひとつ包装を解いていく工程まで楽しい!

中にはしっとりなめらかなつぶ餡が贅沢に敷き詰められています。

丹波の大納言小豆を和三盆糖でゆっくり炊いた餡のやさしい甘さが口いっぱいに広がり、もちもちと柔らかく口溶けのいい餅米とのバランスが見事。

昔懐かしい、おばあちゃん家のぼたもちのような素朴さがありながらも、完成度の高い一品です。

数に限りがあるので、予約しておくことをおすすめします(電話予約は2日前まで、ホームページでのオンライン予約は4日前まで)。

季節の中国茶をいただきながらホッとひと息

お持ち帰りの商品が用意されるまで、サービスで中国茶を提供してくれる心遣いもまた嬉しく、特別感を感じます。

「祇園はゆっくり足を下ろせる場所も少ないので、どうぞくつろいでくださいね」とのお言葉に甘えて、お茶をいただきました。お茶請けには店頭で販売されているお菓子が用意されます。

この日は「月光白」という中国雲南省の白茶が用意されていました。

白茶は揉捻(茶葉を揉む工程)がなく、茶葉のまま乾燥させているもの。

お湯を注いだあとの茶葉の開きや、時間の経過とともに変わりゆく香りの違いを楽しむことが中国茶の醍醐味だそうで、一煎一煎じっくり味わいながら、思いがけず優雅なひとときを過ごすことができました。

中国茶は茶人の堀口一子さんがセレクト。

また月に一度「百の日」と題して、堀口一子さんによる振る舞い茶を開催。

季節に合わせたお茶をいただけます。

日程は随時ホームページやインスタグラムで告知されるので、お見逃しなく(予約不要、無料)。

季節の花々に加え、陶芸家の辻村史朗さんの作品や世界的に活躍する彫刻家・画家の武藤順九さんのオブジェなど、さりげなく飾られた美術品にも目を奪われます。

月ごとに変わる美しい設えを眺めるのもまた、楽しみの一つになりそうです。

上質な味わいのへしこ寿司やお酒にも合うお菓子など気になる商品は数知れず

関東からのお客様も多く、白(HAKU)のお菓子やお弁当を手土産に求めて来られるそう。

名物のおはぎのほかに、鯖のへしことレモンのすし飯を合わせた「へしこ寿司」や、鯛や豆、旬の野菜の3種の和サンドが楽しめる「三度いっち」など、確かに新幹線の移動時に絶対食べたくなるものばかり。

季節のよい時期は、白(HAKU)のお弁当を持って京都観光を楽しみたいところです。

手のひらサイズの小箱に入った「真朱(しんしゅ)」も絶品です(お茶請けでいただいたもの)。

柔らかく干したトマトにチョコレートをかけたお菓子で、お茶だけでなくブランデーやワインなどのお酒にもよく合います。

お酒が好きな方や甘いものが苦手な方にも喜ばれそうですね。

鍵善良房の美術館なども隣接する閑静な祇園エリア

祇園四条駅から徒歩5分。

車の往来も多くにぎやかな大和大路通から初音小路に入ると、一転して静かで落ち着いた雰囲気のエリアに。

その中でも白(HAKU)のある一角は、祇園の京菓子店・鍵善良房の美術館「ZENBI-鍵善良房-KAGIZEN ART MUSEUM」や「ZEN CAFÉ」などもあり、モダンな町並みで統一されています。

白(HAKU)を中心にご近所を巡るだけでも、有意義な大人の小旅行になりますね。

まとめ

白(HAKU)の店内で過ごす時間はもちろん、お持ち帰りした和菓子やお弁当をいただく瞬間もまた、この上なく至福のとき。

それぞれの商品のパッケージや手書きの商品説明もおしゃれで、大切な人への贈り物に選んで間違いない逸品が揃います。

味よし見た目よしのセンスのいいお土産で、ぜひ周りの人にも幸せのお裾分けを。