滋賀県大津市では2022年11月3日より、『NAKED GARDEN ONE KYOTO 比叡山坂本』イベントがスタート。
『NAKED GARDEN ONE KYOTO』とは、リアルとメタバースを掛け合わせた次世代型アートで、平和の祈りを乗せた“DANDELION(タンポポ)”を世界へ広げることができるアートプロジェクトとなっています。
今回はイベントの見どころと、ひと足先に開催されたオープニングセレモニーの様子をご紹介します。
\全室レイクビューのセトレ取材レポ!/
『NAKED GARDEN ONE KYOTO 比叡山坂本』イベントの概要
開催期間 | 2022年11月3日(木)~12月4日(日) ※金・土・日・祝日のみのイベント開催 |
開催エリア | 滋賀県大津市・比叡山坂本エリア周辺 ・比叡山延暦寺 ・滋賀院門跡 ・滋賀院門跡前通り |
当日チケット購入可能なエリア | 滋賀院門跡 |
前売りチケット | https://www.kkday.com/ja/product/133373 |
公式サイト | https://garden.naked.works/kyoto/ |
比叡山延暦寺 | 【住所】滋賀県大津市坂本本町4220(Google map) 【巡拝時間】9:00~16:00 (イベント開催時間は9:00〜15:30) 【別途巡拝料】1,000円(大人) |
滋賀院門跡 | 【住所】滋賀県大津市坂本4丁目6-1(Google map) 【開園時間】17:30~21:00 |
『NAKED GARDEN ONE KYOTO 比叡山坂本』の見どころ
今回のイベントは比叡山坂本エリアで開催されており、”DANDELION(タンポポ)”をモチーフにしたデジタルアートを楽しめるようになっています。
見どころは何と言っても暗闇に映し出される彩り豊かな花々。
幻想的な音楽と共に、ゆったりと流れ行く花のアートが視界いっぱいに広がります。
また、『NAKED GARDEN ONE KYOTO』では、ただ見て楽しむだけでなく、自らがアートに参加できるのもポイント。
主催者である株式会社ネイキッドは、今回のイベントで平和に対する想いを世界へ運びたいと考え、DANDELIONの綿毛に参加者の名前を付けられるようにしました。
スマホと会場に設置されたQRコードを使えば、他の国内会場から海外で開催している会場に、”祈り”としてDANDELIONが届くようになっています。
その①世界文化遺産に触れられる比叡山延暦寺
会場の1つとして設けられている比叡山延暦寺では、『NAKED GARDEN ONE KYOTO』を楽しめるのに加え、世界遺産としても登録されている歴史的価値の高い建物を見てまわることができます。
天台宗を開いたと言われている最澄が約1200年前に創建した建物だそうで、現在に至るまでの貴重な歴史もわかりやすく学べるようになっていました。
この時期は紅葉も美しいので、カメラを片手に観光するのもよいでしょう。
イベントは根本中堂で行われており、お堂の中に入ってデジタルアートを楽しめました。
土・日・祝日の週末開催で、9時~15時30分までとなっています。
また、車で訪れる場合は比叡山ドライブウェイの田の谷峠からのアクセスが◎
公共交通機関を利用する場合は京阪石山坂本線・坂本比叡山口駅からか、JR湖西線・比叡山坂本駅を経由して”比叡山坂本ケーブル”を利用するのがおすすめです。
その②四字熟語「油断大敵」が生まれた品が見れる滋賀院門跡
比叡山の麓にある滋賀院門跡では、17時30分~21時までの夜間に『NAKED GARDEN ONE KYOTO』が行われます。
緑あふれる庭園では、美しくライトアップされたDANDELIONを満喫できました。
池もあるので、水のせせらぎを感じる幻想的な空間を楽しむことができるでしょう。
雨の日や霧の出ている日には、天気のいい日とは違った雰囲気になるとも教えていただきました。
また、「油断大敵」という四字熟語が生まれるきっかけとなった“不滅の法灯”や織田信長が寄進した大磬子という仏具、狩野一派の壁画など、見どころが盛りだくさんなのもポイントです。
時間的に昼間は比叡山延暦寺、夜は滋賀院門跡とプランを組んでみてください。
その③オリジナル提灯を持ちながら楽しめる石垣ライトアップ
比叡山延暦寺や滋賀院門跡を楽しむ際は、石垣のライトアップもあわせてチェックしてみましょう。
場所は、京阪石山坂本線・坂本比叡山口駅から日吉神社にかけてまっすぐのびている道沿いです。
足元には灯籠、石垣にはDANDELIONをイメージした花や『NAKED GARDEN ONE KYOTO』と描かれたプロジェクションマッピングがありました。
また、オリジナルの「NAKEDディスタンス提灯®」を持ちながら観光を楽しむのもおすすめ。
提灯を手にすると、足元に鮮やかなデザインアートが映し出されるようになっています。
坂本比叡山口駅と滋賀院門跡の2か所で提灯ステーションとして貸し出しを行っているので、気になる方はぜひチェックしてみてくださいね。
なお、ライトアップの時間は、滋賀院門跡と同じく17時30分~21時までです。
「DANDELION」を楽しむにはスマホを用意!
『NAKED GARDEN ONE KYOTO』のイベント会場である比叡山延暦寺と滋賀院門跡には、QRコードが設置されています。
平和でいっぱいの世界にしたいという想いから、見て楽しめるのはもちろん、訪れた人がDANDELIONに参加してより楽しめるようにと工夫したのだそう。
スマホを使って専用のサイトへアクセスして自分だけの綿毛を作成し、設置されている専用のQRリーダーにかざすと一面にDANDELIONの綿毛が舞うようになっていました。
やり方はとても簡単。
会場にあるQRコードへアクセスし「綿毛に名前を付けましょう」と書かれた画面が表示されるので、自分の名前やメッセージをアルファベットで打ち込むだけでOKです。
DANDELIONの綿毛を飛ばした後にスマホの画面を見ると「世界中に花が咲きました」という表示と共に、今までに飛んだ綿毛の本数も表示されるようになっています。
こちらのサイトは何度でもアクセス可能で参加することができるので、お子さま連れの方やご年配の方と一緒に訪れた際でもスマホが一台あれば安心して楽しめるでしょう。
ぜひ家族や友人と一緒にイベントに参加してみてくださいね。
『NAKED GARDEN ONE KYOTO』に込められた想い
2日に開催されたオープニングセレモニーでは、主催者である株式会社ネイキッドの村松さん、比叡山延暦寺の水尾寂芳さん、大津市長の佐藤さんが登壇し、今回のイベントについてコメントしました。
村松さん:『NAKED GARDEN ONE KYOTO』は京都の二条城をはじめ、さまざまなところで開催しております。コンセプトは“平和への祈り”ということで、宗教や国に関係なく平和の祈りを世界中に広げる活動を長くしてる比叡山延暦寺さんとマッチングしました。比叡山坂本エリアでは、お互いが共鳴したテーマでDANDELIONなどのアートを展開しています。また、今回に限らず来年以降も平和への祈りをもっともっと広めていきたいと考えていますので、ぜひ今後にも注目してみてください。
水尾寂芳さん:歴史的価値の高いといわれる比叡山坂本エリアで、このプロジェクトを通して今まで味わったことのない経験をしていただければ嬉しいです。国という垣根を超えて『NAKED GARDEN ONE KYOTO』は祈りを飛ばせるようになっていますので、多くの方に感動をもたらしてほしいと期待をしております。
佐藤さん:『NAKED GARDEN ONE KYOTO』京都からはじまり、遅ればせながら大津もこの取り組みに参加させていただくことになりました。比叡山坂本で暮らす市民や観光に来られる方々には、新たな魅力を感じていただけるのではないでしょうか。従来の取り組みに加えてこのプロジェクトをやることで、多くの人に参加してもらえると嬉しいです。
まとめ
2022年11月3日からスタートしている『NAKED GARDEN ONE KYOTO 比叡山坂本』は12月4日まで開催中です。
平和の祈りを捧げる方々と一緒に自分の名前を世界へと広げられるのはとても画期的で、他では味わえない体験をすることができました。
イベントは比叡山坂本の複数のエリアで体験できるようになっているので、この秋は紅葉とセットで楽しんでみてはいかがでしょう。