こんにちは。こ/こと編集部です。
今回は、2022年にオープンした小川珈琲 堺町錦店にお邪魔し、人気のモーニングを楽しんできました!
コンセプトは、『100年先も続く店』。
お店づくりとメニュー、細部にわたるまでそのコンセプトを感じることができたお店をご紹介します。
\全室レイクビューのセトレ取材レポ!/
小川珈琲 堺町錦店の基本情報
店名 | 小川珈琲 堺町錦店 |
住所/アクセス | 京都府京都市中京区堺町通錦小路上る菊屋町 519-1 Google Maps 地下鉄「四条駅」から徒歩6分 |
電話番号 | 075-748-1699 |
営業時間 | モーニング 7:00~11:00 ランチ 11:00~15:00 カフェ 15:00~20:00(L.O.19:30) |
定休日 | 不定休 |
公式サイト | https://www.oc-ogawa.co.jp/nishiki/ |
公式SNS | https://www.instagram.com/ogawacoffee_nishiki/ |
築100年超の町家を改装
『100年先も続く店』を目指す小川珈琲 堺町錦店は、築100年を超える町屋を、建物が過ごしてきたその歴史を残しつつ、リノベーション。
店内はモダンですが、ところどころに町家本来の趣も感じられます。
店の真ん中には、京町家の象徴坪庭を活かしたビオトープ。
庭石には33種類の植物が植えられており、この建物が昔からここ京都にあることを再認識させてくれる空間づくりがされていました。
名物のモーニングメニュー
多くのお客様に支持されている、小川珈琲 堺町錦店の名物であるモーニングメニュー。
いくつもあるラインナップの中から、人気のメニューをいただきました。
炭焼きトースト 糀バター、目玉焼きとポテト入りソーセージ
今回いただいたのは、『炭焼きトースト 糀バター、目玉焼きとポテト入りソーセージ』。
平飼い鶏の卵で作られた目玉焼きは半熟で濃厚。
ソーセージはウインナーではなく、ザウマーゲンのようなソーセージで、非常においしく、リッチな気持ちにさせてくれました。
炭火トーストについてくるバターは、地元の酒蔵「佐々木酒造」の米麴をグラスフェッドバターにミックスした「糀バター」。
糀バターは、ソフトでトーストにも塗りやすく、ほんのり甘さを感じられ、モーニングにぴったり。
トーストは、『京都産小麦食パン』、『全粒粉食パン』どちらか選べる
モーニングの炭焼きトーストは、地元京都産の小麦を使用した食パン(写真左)と、全粒粉の食パン(写真右)のどちらかを選ぶことができます。
本来食パンには向かないとされていた京都産小麦をつかった食パンは、京都発のブーランジェリー『ル・プチメック』創業者の西山逸成氏が開発し、香り高くふんわりした食感に。
炭焼きトーストは、その名の通り、チャコールオーブン(炭火オーブン)によってパンを内部から温め、水分を逃さず香ばしく焼き上げられています。
表面はパリッと、中はモチっとした食感が楽しく、とても美味しかったです。
九条ねぎとしらすの玉子サンドイッチ
国産しらすと京都産九条ねぎを、京丹波みずほファームの「みずほ産桜たまご」で、柔らかい玉子焼きにし、糀バターとともにトーストサンドに。
玉子焼きのやさしい甘みと、アクセントとなる九条ネギが絶妙。
エシカルコーヒーを昔ながらのネルドリップで
小川珈琲 堺町錦店では、これまで小川珈琲が取り組んできた「コーヒーを通じたサステナブルな活動」を、体現化したこの店舗のみのエシカルコーヒー「GRANCA」8種をメインに提供。。
『GRANCA』は有機JAS認証、国際フェアトレード認証をはじめとするエシカルコーヒーブランドです。
コーヒーは、紙フィルターではなく、繰り返し使用できるネルドリッパーで抽出。
ネルドリップでは雑味のないコーヒーを抽出できるため、少し多めの豆がつかって、濃厚でありながら後味のスッキリしたドリップコーヒーを楽しむことができました。
堺町錦店で使われているネルドリッパーとネルフィルターは、オープンに際して開発された、店オリジナルのアイテムです。
こういった道具へのこだわりは、物を大切に長く使うという日本人の考え方と、『100年先も続く店』を本気でつくっていくという小川珈琲さんの想いが感じられますね。
ドリップもカフェラテもバリスタにより、丁寧に淹れられ、最高の時間が過ごせます。
カフェタイムには「季節のフルーツサンドイッチ」が人気
自社工房で作られたトンカ豆香るバタークリームと、季節のフルーツを、自家製食パンでサンド。
その美しい見た目から、お土産として選ばれるお客さんもおられるとのこと。
いちごやマスカットなどその時々の旬の果物をつかうため、季節によってさまざまな味が楽しめる逸品です。
小川珈琲 堺町錦店のお店づくりのこだわり
店内を眺めていると、『100年先も続く店』というコンセプトが、ただの言葉だけでなく、しっかりと形となってお店づくりに生きていることを強く感じられます。
店内は、坪庭を挟むようにして、テーブル席、ソファ席が用意されています。
白熱電球の光で、暖かく照らされている店内では、ゆっくりした時間が過ぎているような気持ちになります。
再利用できるものをこれから先も
テーブル席の椅子の中には、1960年代ドイツの学校で使われていた椅子が、運び込まれています。
また、テーブル席の柱部には、この店舗のリノベーション時にでた廃材が使われるなど、いかにして、これまで使われていたものを再利用、より長く使っていけるか考えられていることに感動しました。
2階はイベントスペース&TOGOスペース
お店の2階は、イベントスペースとなっていて、不定期でさまざまなイベントを開催。
地元の人、観光で訪れた人、コーヒーが好きな人、さまざまな人たちが交流できるようなイベントが開かれているので、来店お際は、2階も覗きに行ってくださいね。
TOGOメニュー購入で利用できる2階席は待ち合わせにぴったり
2階のイベントスペースの手前には、席がいくつか用意されています。
この2階席は、TOGOメニュー購入のお客さんが利用できるスペースとなっており、待ち合わせの際や、少し休みたい時に使えます。
人通りの多い京都の街中で少し疲れた時、天窓から自然光が差し込む2階のスペースは、ほっと息を整えられる場所として、とても嬉しい空間です。
まとめ
2022年に誕生した、小川珈琲 堺町錦店にお邪魔してきました。
店内は、細部にまでこだわりを感じられ、本気で『100年先も続く店』を作ってこられたことを肌で感じることができました。
地元京都の食材をふんだんに使ったモーニングをはじめとした数々の料理。
丁寧に淹れられたサステナブルなコーヒー。
坪庭をぼーっと眺めながら、コーヒーを楽しんでみてはどうでしょうか。