京都橘大学「たちばなファームプロジェクト」2024年の学生メンバーにインタビュー

こんにちは。

こ/こと編集部です!

京都橘大学では、キャンパス内で収穫されるすだちを活用し、学生たちが中心となって企画・開発したオリジナル商品「すだちぽんず」が販売を開始しました。

2023年から始まった学生主体の「すだちぽんず」づくり。

今回は、こ/こと編集部が大学にお邪魔し、今回のプロジェクトに参加した学生3名に開発時のお話しなど伺ってきました!

すだちぽんずの開発・販売は2023年にスタート

この取り組みは、2023年度にスタートした「たちばなファームプロジェクト」の一環で、大学の魅力を学生目線で発信する「たちばな学生広報スタッフ」の有志メンバーが参加しています。

すだちの収穫から商品の製作、そしてPR活動までを学生が主体的に行い、大学独自の商品を生み出しました。

京都橘大学のキャンパスでは、梅やすだち、かりん、ざくろ、タチバナ、たけのこなど、季節ごとにさまざまな果物や野菜が豊かに実っているそう。

これらの収穫物は、地域イベントやこども園で活用されることも多く、「たちばなファームプロジェクト」は、こうした資源を生かして学生たちがキャンパスへの愛着を深められるよう活動しています。

さらに改良された2024年度版「すだちぽんず」

2024年度版の「すだちぽんず」は、初年度に販売したものをベースに改良され、醤油の割合を増やすことで、ドレッシングや調味料としても使える万能な味わいに仕上がったそう。

あっさりとした風味が特徴です。

プロジェクトメンバー3名にインタビュー

2024年は、16名の有志メンバーで始動した「すだちぽんず」プロジェクト。

9学部ある京都橘大学らしく、メンバーそれぞれの専攻分野を活かし、まさかの展開を乗り越えての開発になったようです。

3人がこのプロジェクトに参加した理由

こ/こと編集部
こ/こと編集部

まず3人は、なんでこのプロジェクトに参加したんですか?理由を教えて欲しいです!

宮村さん
宮村さん

僕は、1回生だった頃、去年からこのプロジェクトに参加したくて、待望のメンバー入りでした。

2023年の第1弾がスタートしてから、「たちばな学生広報スタッフ」に加入したため、その時はすでにメンバー募集が締め切られていたので・・・。

梶川さん
梶川さん

わたしは、シンプルに「ポン酢」が大好きなので。笑

2024年から「たちばな学生広報スタッフ」に参加して、このプロジェクトに参加しました!

木田さん
木田さん

わたしは、大学に入ってから、なにも新しいことを始めていないなと思って、このプロジェクトにチャレンジしてみました!

でも、わたし実は柑橘系が苦手なんですよね・・・。笑

参加理由は三者三様。

ポン酢好きも、柑橘嫌いも混ざった個性豊かなプロジェクトメンバー!

すだちが豊作だったのに、苦労したことがあった?!

こ/こと編集部
こ/こと編集部

2023年の第1弾で、すでに完成した「すだちぽんず」ですが、2024年も開発は大変だったんですか?

木田さん
木田さん

そうですね。

2024年のすだちは、実は豊作だったんです。

去年よりもたくさん収穫することができました!

宮村さん
宮村さん

豊作だったので、商品の販売数も昨年の2倍となる100本にすることができました。

ただ・・・。

梶川さん
梶川さん

めちゃくちゃ酸っぱかったんです。笑

こ/こと編集部
こ/こと編集部

なるほど。笑

ということは、従来のレシピから改良しないといけなかったんですね?

2023年に収穫されたすだちをベースにつくられた従来のレシピでは、どうにも酸味が強くなってしまった「すだちぽんず」。

まさかの問題発生ですが、2024年のテーマは「商品の認知度向上」。

そのため「学生が調味料として気軽に使える味」を目指し、多くの学生に購入、使用してもらうことを念頭に置き、レシピの改良を行ったそうです。

普段の学びがこのプロジェクトでキラリ光った?

こ/こと編集部
こ/こと編集部

みなさん、普段は別々の学部で日々勉強していますよね?

このプロジェクト内で、「うちの学部で学んだことが活きた!」って瞬間はありましたか?

梶川さん
梶川さん

わたしは、総合心理学部で勉強しているんですが、

「すだちぽんず」の紹介文を作る時や、学祭で来場者に試飲をお願いする時とかに、その学びが活きましたね。

こ/こと編集部
こ/こと編集部

なるほど。

どういう言葉を選べば、手にとってもらえるかってことですかね。

確かに、キャッチフレーズや口頭での説明も、心理学の知識があると一味違うかもしれません!

木田さん
木田さん

わたしは経営学部で、今はマーケティングに興味があって、そういう授業をとってます。

なので、今回の「商品の認知度向上」というテーマは、今の学びとぴったり合ったかなって。

誰をお客さんにするかが大事だったんですが、今回はわたしたちと同じ「学生」をターゲットにするというチャレンジにしました。

こ/こと編集部
こ/こと編集部

今回のテーマだと、経営学部の学びは繋がりが良さそうですね。

商品開発と販売って、まさしく”仕事”って感じで、いい実践の場になったのではないでしょうか。

宮村さん
宮村さん

僕の所属する経済学部では、ミクロ経済学、マクロ経済学などのモデル、フレームワークを勉強しているので、それはところどころで役に立ちましたね。

プロジェクト全体を進めていく上で、前提となる経済学の考え方は非常に助けになりました。

こ/こと編集部
こ/こと編集部

みなさん、学部がバラバラということもあり、一つのプロジェクトを進めていく中で、お互いにいい刺激になったんじゃないですか!?

宮村さん
宮村さん

ですね。

いろんな人が集まって一つの目標に向かって突き進むのが、このプロジェクトの素敵なところです!

ただ、年末に販売スタートして、これからたくさんの人に「すだちぽんず」を知っていただく必要があるので、これからが本番なんですが。笑

こ/こと編集部
こ/こと編集部

SNSの運用などもこれから大変だと思いますが、頑張ってください!

今年度の課題として「商品の認知度向上」に取り組んだ学生たちは、大学祭で試飲コーナーを設け、来場者の意見を反映したメニューを考案。

2024年に生まれた「すだちぽんず」メニュー(一部)
  • 柿とチーズのすだちぽんず和え
  • すだちぽんずサワー(ノンアル)
  • みたらしすだちぽんず餅
  • すだち香るしらポテチーズ納豆
    など

このメニューは、忙しい大学生でも簡単に作れることをテーマに開発され、購入者に配布するリーフレットに掲載されています。

2025年も何かにチャレンジ?

こ/こと編集部
こ/こと編集部

2024年は「すだちぽんず」の改良と、オリジナルメニューの提案など、お疲れ様でした。

2025年は、どんなことに挑戦するんですか?

教えてください!

宮村さん
宮村さん

僕は、「すだち」以外の原材料を使った商品に興味があります!

たちばなファームでは、すだち以外も育てられてるんですが、僕の次のターゲットはザクロです!笑

「すだちぽんず」以外のラインナップを展開していきたいです!

木田さん
木田さん

わたしは、大学の近くにある“有名で大きなお菓子屋さん”と、一緒に何かお菓子を作りたいです!

梶川さん
梶川さん

わたしも次は甘いものを作ってみたいです。

すだちを材料にしながら、ポン酢とはまた違った商品がつくれたら嬉しいですね。

まとめ

今回は、京都橘大学の「たちばな学生広報スタッフ」有志のプロジェクト『たちばなファームプロジェクト』について、参加メンバー3名にインタビューしてきました!

このプロジェクトを通じて、学生たちは地域とのつながりを深めるとともに、協働する姿勢や社会への貢献意識を養い、各々の普段の学び実践する機会となったようです!

改良を重ねて完成した2024年度版「すだちぽんず」は、2024年12月24日から、キャンパス内の「たちばなリンク」で100本限定で販売中。

価格は税込540円で、地域の住民を含め誰でも購入可能!

是非とも京都橘大学のキャンパスに足を運んでみてください!!

京都橘大学HP:https://www.tachibana-u.ac.jp/